ワイヤレスセンサシステムのためのフレキシブル熱電発電デバイスの開発
ワイヤレスセンサシステムのためのフレキシブル熱電発電デバイスの開発
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC14-4
グループ名: 【C】2019年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2019/08/28
タイトル(英語): Development of Flexible Thermoelectric Generator for Wireless Sensor System
著者名: 古志 知也(産業技術総合研究所),柏木 誠(青山学院大学),野村 健一(産業技術総合研究所),吉田 学(産業技術総合研究所),岩瀬 英治(早稲田大学)
著者名(英語): Tomoya Koshi|Makoto Kashiwagi|Kenichi Nomura|Manabu Yoshida|Eiji Iwase
キーワード: ワイヤレスセンサシステム|フレキシブル熱電発電デバイス|ゼーベック効果ゼーベック効果|Wireless Sensor System|Flexible Thermoelectric Generator|Seebeck Effect
要約(日本語): 本研究では,ワイヤレスセンサシステムのためのフレキシブル熱電発電デバイスを開発した。フレキシブル熱電発電デバイスは,ゼーベック効果を用いてデバイス内に生じた温度差を電圧に変換するデバイスであり,ワイヤレスセンサシステムの電源として用いる。デバイスの構造として,シリコーンゴムシート内において発電性能の高いビスマス・テルル系の無機熱電素子を波形状の金属配線で相互に接続する構造を用いた。これにより,素子自体は硬く変形せずとも素子を接続する配線が変形するため,デバイス全体としての高い発電性能とフレキシブル性を実現した。製作したデバイスを熱源に貼り付け,無線通信モジュールの電源として用いたところ,デバイスの出力電圧を一定間隔で無線通信することに成功した。これにより,本研究で開発したフレキシブル熱電発電デバイスをワイヤレスセンサシステムの電源として用いることができることを示した。
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