安全系ケーブル用高分子絶縁材料の複合因子環境での劣化機構調査

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: DEI12058

グループ名: 【A】基礎・材料・共通部門 誘電・絶縁材料研究会

発行日: 2012/02/22

タイトル(英語): Review of Degradation Mechanism of Insulating Polymers Used for Safety Cables under Combined Condition Factors

著者名: 布施 則一(電力中央研究所),岡本 達希(電力中央研究所),栗原 隆史(電力中央研究所),本間 宏也(電力中央研究所)

著者名(英語): Fuse Norikazu(Central Research Institute of Electric Power Industry),Okamoto Tatsuki(Central Research Institute of Electric Power Industry),Kurihara Takashi(Central Research Institute of Electric Power Industry),Homma Hiroya(Central Research Institute of Electric Power Industry)

キーワード: 原子力発電所|低圧ケーブル|熱・放射線環境|劣化モデル|酸化防止剤|Nuclear power plant|Low voltage cable|Thermal and radiation environment|Degradation model|Antioxidant

要約(日本語): 熱と放射線は相乗効果を持ち，両要因を同時に与えると劣化が生じやすい。自動酸化反応と等価損傷線量法でこれを説明できる。放射線が強いときに生じる線量率効果は上記反応式を拡散方程式で修正すれば対応できる。酸化防止剤の物性は劣化抑制効果に大きな影響を与える。また，ある濃度を下回ると劣化が急激に進む限界濃度挙動を示す。これら2種の酸化防止剤特性は，反応過程変化に寄与する可能性がある。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 905 Kバイト