エポキシ複合体の耐電圧寿命に及ぼす水酸化マグネシウムの効果

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: DEI12069

グループ名: 【A】基礎・材料・共通部門 誘電・絶縁材料研究会

発行日: 2012/03/14

タイトル(英語): Effect of Magnesium Hydroxide on Voltage Life of Epoxy Composites

著者名: 太田 司(日東電工),飯田 和生(三重大学)

著者名(英語): Ohta Tsukasa(Nitto Denko Co.),Iida Kazuo(Mie University)

キーワード: トリーイング|水酸化マグネシウム|耐電圧試験|エポキシ複合体|電子線回折|Treeing|Magnesium Hydroxide|Voltage Life|Epoxy Composites|Electron Diffraction

要約(日本語): 　金属水酸化物のトリー劣化抑制剤としての効果について検討している。ここでは水酸化マグネシウムを取り上げ、エポキシ複合体の耐電圧寿命試験や解析を実施した結果を報告する。電気トリーを観察したところ、エポキシ単独品に比べてトリーの形状が変化し、30部添加品では課電寿命が100倍程度延びる結果を得た。また、トリー部の水酸化マグネシウム粒子は、脱水のためと思われる形態変化を起こしていることも確認できた。

要約(英語): The effects of the metal hydroxide on treeing are studied. The electric breakdown life of epoxy resin with magnesium hydroxide was 100 times longer than the epoxy resin. Magnesia was detected by the electron diffraction analysis of the fillers located near electric tree. The restraint effect of an electric tree comes from the energy dispersion of partial discharge.

原稿種別: 日本語

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