量子化学計算による各種高分子材料の照射誘起導電率の検討

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: DEI12094

グループ名: 【A】基礎・材料・共通部門 誘電・絶縁材料研究会

発行日: 2012/12/18

タイトル(英語): Discussion on Radiation Induced Conductivity for Polymeric Materials

著者名: 高田 達雄(東京都市大学　名誉教授),菊池 寛(東京都市大学),三宅 弘晃(東京都市大学),田中 康寛(東京都市大学),吉田 真史(東京都市大学)

著者名(英語): Takada Tatsuo(Tokyo City University),Kikuchi Yutaka(Tokyo City University),Miyake Hiroaki(Tokyo City University),Tanaka Yasuhiro(Tokyo City University),Yoshida Masafumi(Tokyo City University)

キーワード: 量子化学計算|照射誘起電流|空間電荷|カプトン|テフロン|ＥＴＦＥ|Quantum Chemical Calculation|Radiation Induced Conductivity|Space Charge|Kapton|Teflon|ETFE

要約(日本語): 電子線照射した高分子材料の照射誘起電流(RIC)を測定したところ、芳香族系のPI(Kapton, Upilex)のRICは非照射試料と同程度で、電子線照射の効果は認められなかった。これに対して、飽和炭化フッ素系のFEP, ETFEのRICは、照射により10倍から50倍も著しく増大した。そこで、量子化学計算により各高分子材料のバンドギャップ、トラップ深さを算出して、RICの増大の理由を検討した。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 1,202 Kバイト