電力ケーブルでの部分放電信号の伝搬に対するクロスボンド部の影響

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: DEI14047

グループ名: 【A】基礎・材料・共通部門 誘電・絶縁材料研究会

発行日: 2014/02/19

タイトル(英語): Influence of a Cross-bonding Section on the Propagation Characteristics of Partial Discharge Signal in Power Transmission Cable System

著者名: 高橋 俊裕(電力中央研究所),岩下 雄宇(電力中央研究所),岡本 達希(電力中央研究所)

著者名(英語): Takahashi Toshihiro(Central Reseaerch Institute of Electric Power Industry),Iwashita Yuu(Central Reseaerch Institute of Electric Power Industry),Okamoto Tatsuki(Central Reseaerch Institute of Electric Power Industry)

キーワード: 電力ケーブル|部分放電|クロスボンド|高周波信号

要約(日本語): 超高圧電力ケーブルで見られる代表的なシース回路の一つとしてクロスボンド接続がある。これは，ケーブルの接続部にてシース回路を縁切りし，他相に接続することで，シース回路を撚架させ，シース循環電流を低減させるものである。ケーブル内部や接続部にて部分放電が発生した場合，部分放電信号はケーブル内部を伝搬するが，クロスボンド接続により，遮蔽層が他相に接続されることから，中心導体－遮蔽層で構成されるインピーダンスが変化することになる。このため，部分放電信号の伝搬特性が複雑化する可能性が考えられる。本報では，同軸ケーブルでクロスボンド接続を含む模擬線路を構築し，クロスボンド部による部分放電信号の伝搬特性への影響を実験的に検討する。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 1,062 Kバイト