炭酸塩充填剤のトリー抑制効果

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: DEI14070

グループ名: 【A】基礎・材料・共通部門 誘電・絶縁材料研究会

発行日: 2014/11/28

タイトル(英語): Restraint effect of Endothermic filles on Treeing

著者名: 太田 司(三重大学),飯田 和生(三重大学),萩原 孝紀(三重大学)

著者名(英語): Ohta tsukasa(Mie university),Iida kazuo(Mie university),Hagiwara kouki(Mie university)

キーワード: トリーイング|炭酸カルシウム|耐電圧寿命|エポキシ複合体|電子線回折|Treeing|Calcium Carbonate|Votage Lifetime|Epoxy Composite|Electron Diffraction

要約(日本語): 著者らは金属水酸化物である水酸化マグネシウムや水酸化アルミニウムなどを取り上げ, エポキシ樹脂との複合体において,トリーの進展を抑制し絶縁寿命を延ばす効果があることを報告してきた。今回,水酸基を持たない構造で吸熱反応する充填剤として,炭酸カルシウムおよび炭酸マグネシウムを取り上げ検討した結果,これら吸熱性充填剤は,金属水酸化物と同様にトリー劣化抑制剤としての機能を持つことを確認した。

要約(英語): We have studied the suppressive effects of the endothermic filler, calcium carbonate etc, without hydroxyl group on treeing this time. As a result, it was confirmed that the breakdown lifetime of epoxy resin with 30 phr of calcium carbonate was approximately 100 times longer than that of the neat epoxy resin as well as metal hydoxide.

原稿種別: 日本語

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