テールフィードバック型LC発振器の自己バイアスによる低消費電力化

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: ECT18045

グループ名: 【C】電子・情報・システム部門 電子回路研究会

発行日: 2018/06/14

タイトル(英語): Low power tail-feedback LC-oscillator with adaptive self-bias

著者名: 伴野 柊司(東京理科大学　),兵庫 明(東京理科大学),松浦 達治(東京理科大学),岸田 亮(東京理科大学)

著者名(英語): Shuji Banno(Tokyo university of science),Akira Hyogo(Tokyo university of science),Tatsuji Matsuura(Tokyo university of science),Ryo Kishida(Tokyo university of science)

キーワード: テールフィードバック|ＬＣ発振器|スタートアップ|アダプティブバイアス|Ｃ級|低消費電力|tail-feedback|LC-oscillator|startup|adaptive bias|Class-C|Low power

要約(日本語): 無線通信機器に用いられる発振器には、低消費電力、低位相雑音なものが求められている。この両方を達成する構成の一つに、テールフィードバック型LC発振器というものがあるが、従来の方法ではバイアス制御回路による消費電流が問題となる。本研究ではテールフィードバック型LC発振器に対して、バイアス制御回路の省略のために新しい自己バイアス構成を提案する。この提案により発振周波数2.4GHzでFoMが-193.8dBc/Hzを達成した。

要約(英語): This paper proposes a tail-feedback LC-oscillator with adaptive self-bias. The proposed bias method ensure robust startup conditions for the tail-feedback LC-oscillator without bias circuit. The proposed oscillator is simulated with a 0.18?m CMOS process. This simulated phase noise is -129.4dBc/Hz at 1MHz offset with a power dissipation of 2.1mW at 2.4GHz.

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 384 Kバイト