ケーブル・電気機器のオンライン診断技術
ケーブル・電気機器のオンライン診断技術
カテゴリ: 技術報告
論文No: 1064
グループ名: 【A】基礎・材料・共通部門
発行日: 2006/08/30
著者名: ケーブル・電気機器のオンライン計測による絶縁劣化診断調査専門委員会
要約(日本語): ケーブル・電気機器が突発的な破壊事故により,停電などのトラブルを引き起こした場合,その社会的影響ならびに企業や機関の経済的損失は甚大なものとなる。現在,企業や機関が高度経済成長期に設置した電気機器は30~40年経過し,設計寿命を過ぎて更新時期を迎えているものも多い。しかし,最近の厳しい社会情勢下では,これらの電気機器の劣化状態を定量的に把握することで,点検・診断や更新時期を計画的に運営し,ケーブル・電気機器の大きなトラブルを未然に防ぎつつ,寿命限界まで使用したいという要望がある。さらには,生産設備の稼働率を上げるため,設備の停電を必要としない運転中での診断が望まれている。これらの要望に応えるためには,電気機器の運転中の状態を正確に把握することが必要である。本報告は,このような社会状況や技術動向を踏まえて,電気機器の運転状態における異常・劣化診断技術の研究開発および適用状況などについて取りまとめた。 主な検討事項は以下のとおりである。 1.オフライン診断とオンライン診断の方式,判定基準および診断結果の管理方式などの比較・検討 2.研究開発および実際に適用されているオンライン劣化・異常診断技術を対象とした、センサや検出原理等の診断方法,測定条件や判定基準および運用実績などに関する調査 3.アジア諸国における電気機器の保守・診断状況 本報告が,今後のオンライン診断の適用範囲拡大に寄与すれば幸いである。
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