日本における機械式微分解析機の開発

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: HEE11014

グループ名: 【A】基礎・材料・共通部門 電気技術史研究会

発行日: 2011/09/05

タイトル(英語): Development of Differential Analyzers in Japan

著者名: 山田 昭彦(コンピュータシステム＆メディア研究所)

著者名(英語): Yamada Akihiko(Computer Systems and Media Laboratory)

キーワード: 微分解析機|積分機|differential analyzer|integrator

要約(日本語): 日本においては東京帝国大学航空研究所で1942年頃に、積分機４台構成の機械式微分解析機が初めて試作された。同じ頃に製作された同形式の機械が、現在東京理科大学に１台保存・展示されており、これは大阪大学で使用されたものといわれるが、詳細は不明である。東京大学では、その後は生産技術研究所で微分解析機の研究が継続して行われ、あらたに８台の積分機を持ち曲線自動追尾装置を持つ微分解析機が開発された。

要約(英語): In Japan, Aeronautical Research Institute of the Tokyo Imperial University developed the prototype of a differential analyzer with four integrators in 1942. The differential analyzer preserved in Tokyo University of Science has a similar mechanical structure to that of Tokyo Imperial University’s. Later, Institute of Industrial Science of the University of Tokyo developed an improved version of a differential analyzer with eight integrators and an automatic curve tracking capability.

原稿種別: 日本語

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