電力設備と需要家機器との電磁両立性に関する研究－電源線に重畳する伝導性電磁雑音評価を中心として－

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: HV10073

グループ名: 【B】電力・エネルギー部門 高電圧研究会

発行日: 2010/12/08

タイトル(英語): A study on electromagnetic compatibility between power facilities and consumer appliances - Evaluation of conducted emissions by consumer appliances -

著者名: 山崎 健一(電力中央研究所),宮島 清富(電力中央研究所)

著者名(英語): Yamazaki Kenichi(Central Research Institute of Electric Power Industry),Miyajima Kiyotomi(Central Research Institute of Electric Power Industry)

キーワード: 電磁環境|インバータ|需要家|家電機器|磁界センサ|電磁両立性|electromagnetic environment|inverter|consumer|home appliance|magnetic field sensor|electromagnetic compatibility

要約(日本語): 近年では広く需要家・社会全般において，情報通信におけるIPネットワーク化，機器のデジタル化・ワイヤレス化が急速に進展し，需要家において使用される機器（IP機器やデジタル家電などのICT機器）では，省電力化・低電圧化・高速化のため，電磁雑音に対する耐性の低下が指摘されるようになっている。昨今では，これらの情報通信が社会において極めて重要な役割を担っていることから，電磁雑音に起因する機器の不正動作による重大な障害を防止するため，社会インフラとしての電力設備と情報通信やICT機器との電磁両立性を得ることが不可欠になっている。本発表では，電力設備と需要家機器との電磁両立性に関する研究の一環として，数十kHz以下の伝導性電磁雑音に着目し，需要家機器の雑音特性および伝送線路の雑音伝搬特性を把握するため，(1) 雑音電流測定のための広帯域磁界センサの適用，(2) 需要家機器の伝導性電磁雑音源の特性評価，および(3) 雑音伝搬評価のための各種伝送線路特性の測定，を行った結果について示す。。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 7,875 Kバイト