時間応答から考えるコイルの浮遊容量

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: HV11078

グループ名: 【B】電力・エネルギー部門 高電圧研究会

発行日: 2011/11/30

タイトル(英語): Parasitic Capacitance of Solenoidal Coil from Time Domain Analysis

著者名: 加藤 正平(東洋大学)

著者名(英語): Shohei Kato(Toyo University)

キーワード: 浮遊容量|コイル|時間領域|数値電磁界解析|stray capacitance|coil|time domain|numerical electromagnetic field analysis

要約(日本語): コイルに存在する浮遊容量は、その周波数特性に影響を与え、共振による過電圧発生の原因の1つになる。これまでの研究では周波数特性から浮遊容量を求めているが、本研究では時間応答から浮遊容量を求めた。時間応答は電流ステップ応答を使用した。コイル本来のインダクタンスとしての応答に、階段状に減衰する重畳電流波形が得られた。この階段状の減衰電流は、静電現象ではなく電磁誘導として説明することができる。

要約(英語): We discuss stray capacitance of coil in time domain, and measure the step response of current of a single layer coil by experiment and numerical electromagnetic simulation. The time response shows stepwise decrease current such as a capacitance charge current. This step down current is explained as the result of magnetic induction phenomena and not static electric one.

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 1,680 Kバイト