真空中における突発的電子放出に起因する沿面フラッシオーバメカニズム

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: HV13111

グループ名: 【B】電力・エネルギー部門 高電圧研究会

発行日: 2013/11/20

タイトル(英語): Surface Flashover Mechanism due to Explosive Electron Emission in Vacuum

著者名: 中野 裕介(名古屋大学),小島 寛樹(名古屋大学),土屋 賢治(日立製作所),早川 直樹(名古屋大学)

著者名(英語): Nakano Yusuke(Nagoya University),Kojima Hiroki(Nagoya University),Tsuchiya Kenji(Hitachi,ltd),Hayakawa Naoki(Nagoya University)

キーワード: 真空|沿面放電|フラッシオーバ|電子放出|帯電|アルミナ絶縁物|Vacuum|Surface discharge|Flashover|Electron emission|Charge|Alumina dielectrics

要約(日本語): 著者らは真空絶縁電力機器の高電圧化・高信頼化のために，真空中固体絶縁物上沿面放電メカニズムの解明を目指している．本報告では，突発的電子放出（EEE）により開始するフラッシオーバに着目し、絶縁物背後の静電プローブにより、電荷挙動の実時間測定を行った．その結果、EEE放出電流は瞬時電界に依存し、絶縁物上の過渡帯電量が異なることを明らかにし、フラッシオーバ進展時の過渡帯電が電界分布に与える影響について考察した．

要約(英語): To clarify the surface flashover mechanism in vacuum, we measured the charge activity on alumina dielectrics. Transiently charging on the alumina dielectrics formed by electrons emitted by EEE influences the distortion of electric field distribution on the alumina dielectrics.

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 1,556 Kバイト