非線形回帰モデルを用いた運転ノウハウの抽出による上水送水系の運転支援システム

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: IIC12061

グループ名: 【D】産業応用部門 産業計測制御研究会

発行日: 2012/03/06

タイトル(英語): Knowledge Acquisition from In-Operation Data for Water Supply System using Nonlinear Regression Analysis

著者名: 松木 洋(横浜国立大学大学院),藤本 康孝(横浜国立大学大学院)

著者名(英語): Hiroshi Matsuki(Yokohama National University),Yasutaka Fujimoto(Yokohama National University)

キーワード: 上水送水系|運転計画|サポートベクトルマシン|部分最小二乗法|カーネル部分最小二乗法|カーネルトリック|Water plant|Operation planning|Support vector machine|Partial least squares|Kernel partial least squares|Kernel trick

要約(日本語): 現在，自治体の行っている上水事業において，熟練オペレータの減少および施設の維持管理費削減の必要性が課題となっている．現状ではノウハウの継承は熟練オペレータから若手オペレータへのオンザジョブトレーングに頼っている．しかし，熟練オペレータの減少により，若手オペレータへのノウハウの継承が十分になされないこともあり，運転ノウハウの継承は困難になりつつある．本研究の最終目的は，近年の上水送水系における問題点である熟練オペレータの減少による問題を解決することであり，より安定な上水システムの構築を目指している． それを実現するため，運転履歴を用いて熟練オペレータの運転ノウハウ抽出を回帰問題に落としこむことで，熟練オペレータと同様の運転を行うことができるシステムの開発を行う．筆者らはこれまで運転ノウハウの抽出に際してSVRおよびPCAを用いた手法やICAを用いた手法を提案してきた。本稿ではPLSによる手法とその他非線形回帰モデルを用いた手法との比較検証結果を示す。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 849 Kバイト