完全二次Lyapunov-Krasovskii汎関数に基づく時間遅れシステムの制御系設計

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: IIC12139

グループ名: 【D】産業応用部門 産業計測制御研究会

発行日: 2012/03/07

タイトル(英語): Controller Design for Time Delay Systems based on Complete Quadratic Lyapunov-Krasovskii Functional

著者名: 長原 正法(芝浦工業大学),内村 裕(芝浦工業大学)

著者名(英語): Nagahara Masanori(Shibaura Institute of Technology),Uchimura Yutaka(Shibaura Institute of Technology)

キーワード: 時間遅れシステム|線形行列不等式|Ｌｙａｐｕｎｏｖ－Ｋｒａｓｏｖｓｋｉｉの安定定理|安定化|Ｈ∞制御|周波数依存性能重み|Time Delay Systems|Linear Matrix Inequality|Lyapunov-Krasovskii Stabilty Theorem|Stabilization|H-Infinity Control|Frequency Dependent Performance Weight

要約(日本語): 本論文では，時間遅れシステムの制御系設計法を提案する。従来の設計法は，時間遅れシステムが安定であるための十分条件を与えるLyapunov汎関数を選択していることにより，保守的な手法となっている。また，従来のH∞性能設計では，閉ループ系の周波数特性に着目しておらず，所望の性能を有する制御器を得ることが難しい。本論文では，完全二次Lyapunov-Krasovskii汎関数に基づく安定化条件と，周波数依存性能を考慮した設計法を提案する。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 504 Kバイト