近赤外域にFano共鳴をもつ光メタマテリアルの作製とQ値解析

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: MSS14012

グループ名: 【E】センサ・マイクロマシン部門 マイクロマシン・センサシステム研究会

発行日: 2014/05/27

タイトル(英語): Fabrication and quality factor analysis of optical metamaterials with Fano resonance in near-infrared region

著者名: 森竹 勇斗(東北大学),金森 義明(東北大学),羽根 一博(東北大学)

著者名(英語): Moritake Yuto(Tohoku Univ.),Kanamori Yoshiaki(Tohoku Univ.),Hane Kazuhiro(Tohoku Univ.)

キーワード: メタマテリアル|プラズモニクス|metamaterials|plasmonics

要約(日本語): 本研究では近赤外域でFano共鳴をもつ光メタマテリアルを作製し、そのQ値の評価を行った。作製した光メタマテリアルの単位胞は、わずかに長さの異なる一対のバーから構成され、そのわずかな非対称性によって、高いQ値をもつFano共鳴が発現する。光学スペクトル測定結果から、明瞭なFano共鳴を確認した。また、構造の大きさを変えることで、共鳴波長がおよそ800、1100、1500 nmとなる光メタマテリアルを作製し、各波長域でのQ値を比較した。

要約(英語): We experimentally demonstrated Fano resonance of metamaterials composed of asymmetric double bars (ADB) in near-infrared region, and analyzed quality factors (Q-factors) of the Fano resonance. The measured spectra clearly showed the Fano resonance at around wavelengths of 850, 1100, and 1500 nm. The highest Q-factor of 27.5 was obtained at a wavelength of 1574 nm.

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 2,919 Kバイト