高感度フロースルーイムノセンサーの開発と食物アレルゲン分析への応用

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: OQD17030

グループ名: 【C】電子・情報・システム部門 光・量子デバイス研究会

発行日: 2017/03/29

タイトル(英語): Highly sensitive flow through immunosensor for measurement of food allergens

著者名: 片岡 千和(合同会社カーバンクル・バイオサイエンテック),澤田石 一之(合同会社カーバンクル・バイオサイエンテック)

著者名(英語): Chiwa Kataoka(Carbuncle BioScienTech LLC.),Kazuyuki Sawadaishi(Carbuncle BioScienTech LLC.)

キーワード: フロースルーイムノセンサー|結合平衡除外法|食物アレルゲン|超音波抽出|flow through immunosensor|kinetic exclusion assay|food allergens|ultrasonic extraction

要約(日本語): 結合平衡除外法を用いたフロースルーイムノセンサーによる迅速分析法を開発し、ダイオキシン類の生物検定法として公定法化した実績を有している。本イムノセンサーにより、1抗体のみでサンドイッチELISAと同等以上の感度を有する食物アレルゲンの迅速分析法を構築した。超音波抽出による食品からの食物アレルゲン抽出法と組み合わせることにより、12時間以上を要する食物アレルゲン分析時間を1時間以内に短縮することができた。

要約(英語): The developed flow through immunosensor was required only one antibody for measurement of food allergens. The dynamic ranges for five food allergens were 1?1000 ppb（5 min/assay）, revealing excellent sensitivity and specificity of the developed immunosensor. By combining with ultrasonic extraction method, total measurement time of food allergens in food sample was shortened from 12 hours or more to about 1 hour.

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 1,227 Kバイト