残留磁束を考慮した変圧器投入位相制御の適用
残留磁束を考慮した変圧器投入位相制御の適用
カテゴリ: 全国大会
論文No: 6-213
グループ名: 【全国大会】平成17年電気学会全国大会論文集
発行日: 2005/03/15
タイトル(英語): Application of controlled transformer energization taking account of the residual flux.
著者名: 肱元 睦雄(中部電力),木下 定之(TMT&D),亀井 健次(TMT&D),香山 治彦(TMT&D),伊藤弘基 (TMT&D),杉山 勉(TMT&D)
著者名(英語): mutuo Hijimoto(Chubu Electric Power Co.,Inc),Sadayuki Kinoshita(TMT&D Corporation),Kenji Kamei(TMT&D Corporation),Haruhiko Kohyama(TMT&D Corporation),Hiroki Ito(TMT&D Corporation),Tutomu Sugiyama(TMT&D Corporation)
キーワード: 電力用変圧器|残留磁束|位相制御|励磁突入電流
要約(日本語): 電力系統の変圧器に接続された遮断器を投入すると、過大な励磁突入電流が生じて系統電圧が大きく変動することがあり、場合によっては需要家の機器動作が影響を受けたり、保護リレーが誤動作したりする問題が生ずる。この励磁突入電流は変圧器鉄心の残留磁束および遮断器投入時の電気位相角によって大きく変化し、特に、変圧器鉄心に残留している磁束が遮断器投入後に変圧器鉄心に加わる電圧により磁気飽和に達すると過大な励磁突入電流が発生する。一方、残留磁束を消磁して電圧波形より90度遅れた過渡磁束に一致する時刻に遮断器を投入制御すれば励磁突入電流の発生を抑制することができる。すなわち、変圧器投入時の励磁突入電流の発生を抑制するためには変圧器鉄心の残留磁束を考慮した投入制御が重要となる。変圧器鉄心の残留磁束は遮断器開放後に計測される電圧振動波形を積分すれば精度よく計測できるため、調相用途の位相制御装置に残留磁束を計測する機能、並びに残留磁束に応じた最適投入位相角を決定する機能を追加した変圧器の投入位相制御が可能なシステムを製品化し、超高圧系統の変圧器に接続された遮断器に適用した。運開試験の結果、励磁突入電流が良好に抑制され、また、母線電圧変動の顕著な変動も観測されなかったため、実用運転を開始した。論文では残留磁束を考慮した投入位相制御システムの運開試験結果とその後の運用実績について詳細に報告する。
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 2,410 Kバイト
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