選択科目における交渉に基づいた講義時間割当法の提案
選択科目における交渉に基づいた講義時間割当法の提案
カテゴリ: 全国大会
論文No: 3-112
グループ名: 【全国大会】平成18年電気学会全国大会論文集
発行日: 2006/03/15
タイトル(英語): A lecture-schedule formation mechanism in elective subjects
著者名: 松尾徳朗 (名古屋工業大学),藤本貴之 (神奈川工科大学)
キーワード: 講義割当|選択科目|オークション|教育工学
要約(日本語): 高等教育において,選択科目制度を導入している教育機関は多く,重要な教育プログラムであると考えられる[1].開講される以前に学生に対して受講希望の科目を調査しておく.一方,教員に対しては多くはあらかじめ制限された制約と割当方式を明示し,教員は学校側の示したスケジュールに対して妥協することで担当講義の時間割が決定される.その結果,教員にとって,変更できない都合と重なるおよびタスクの一極集中などの問題などが生じる.そこで,交渉により講義のスケジュールが決定されるメカニズムを提案する.本交渉手法は,好ましい性質を保持しているオークションメカニズムであるVickrey-Clarke-Grovesメカニズムを導入する.本提案では、講義時間割当に関わる決定過程を一つのオークション市場として捉える.そして,学生からの授業評価はある種の”通貨(=ポイント)”として機能する.教員は,授業評価によって得た通貨を講義割当(=オークション市場)で入札をする本提案方式により,効果的な時間割当が実現される.さらに,入札において,教員は保持しているポイントを使用してオークションに参加する.ポイントは,前学期の授業アンケートなどを加味して配分される.ポイントを得ることは教員にとって自分が考える理想的なスケジュールになり,ポイントを得るために,担当科目に関してより改善しようとする動機付けになる.これは,今後の大学の改革などにおいて,大学内でも競争的に授業を改善し評価を高める動機を与えると考えられる.選択科目における教員側の講義の割当を考慮したメカニズムに関する研究は,筆者が知る限り存在しておらず,カリキュラム研究としても革新的な最初の試みである.
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 1,268 Kバイト
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