陽極材料が無酸素銅陰極の電界電子放出特性に与える影響と陰極の表面分析
陽極材料が無酸素銅陰極の電界電子放出特性に与える影響と陰極の表面分析
カテゴリ: 全国大会
論文No: 1-142
グループ名: 【全国大会】平成19年電気学会全国大会論文集
発行日: 2007/03/15
タイトル(英語): Influence of anode material on field emission characteristics and surface analysis at field emission site.
著者名: 中川 太(埼玉大学),山納 康(埼玉大学),小林 信一(埼玉大学),齊藤 芳男(高エネルギー加速器研究機構)
著者名(英語): Futoshi Nakagawa(Saitama University),Yamano Yasushi(Saitama University),Shinich Kobayashi(Saitama University),Yoshio Saito(High Energy Accelerator Organization)
キーワード: 電界電子放出|電子衝撃脱離
要約(日本語): 陽極材料が無酸素銅陰極の電界電子放出特性に与える影響と陰極の表面分析真空中ギャップにおける電界電子放出現象において、陽極の材料の違いによる電界電子放出特性の変化や、陰極表面状態の変化について調べることを目的とし、実験を行った。陰極には一つの無酸素銅電極を用い、陽極材料をステンレス,ITOと二種類用意し、それぞれについて電界電子放出特性の測定を行った。そしてそれぞれの測定の前後の、陰極の表面状態について分析を行った。その結果、電界電子放出特性については、ステンレス陽極で測定したときの電流値の方が、同じ印加電圧においてITO陽極で測定したときより大きな値が観測された。また、特性のプロットの傾きもややステンレス陽極のほうが急な傾きを示しているようであった。表面分析の結果、初めの状態に確認できたCのピークは、ステンレス陽極の特性測定後にはさらに顕著に見られるようになり、これに伴いCuのピークが小さくなった。その後ITO陽極での特性測定後には、陽極材料のInやSnのピークは確認されず、Oのピークがやや目立つようになり、またCのピークが小さくなり、Cuのピークが大きくなっていた。表面分析を行うことにより、電界電子放出により陰極の表面状態が変化していることが確認され、今回の測定ではCやOのピークに変化が現れた。今回の結果が信頼できるものであるのか、再現性を取るためにも再度実験を行う必要性がある。
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 1,664 Kバイト
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