複数台の移相変圧器による潮流感度を用いた混雑解消手法

カテゴリ: 全国大会

論文No: 6-038

グループ名: 【全国大会】平成20年電気学会全国大会論文集

発行日: 2008/03/19

タイトル(英語): A Congestion Elimination Method by Phase Shifters with Power Flow Sensitivities

著者名: 田中 博英(早稲田大学),岩本 伸一(早稲田大学)

著者名(英語): Hirohide Tanaka(Waseda University),Shinichi Iwamoto(Waseda University)

キーワード: 電力自由化|連系線|移相変圧器|(n-1)基準|混雑管理

要約(日本語): 規制緩和の進む電力事業においては電力システムの効率性や経済性が重要視され，そのような新環境下においても従来どおり系統に悪影響を与えることのないような運用が求められる。そこで本稿では，系統に複数の連系線が存在し，そこに移相変圧器が設置されている場合における効率的な混雑解消手法を提案する。移相変圧器ごとにtap操作による潮流変化量をJacobian行列を用いることによって高い精度で推定できることを確認し，その推定手法を用いてIEEE30母線系統を基にした系統で(n-1)状態における混雑解消を行った。その結果，提案手法により混雑解消に必要な移相変圧器のtap数を過不足なく算出できることを確認した。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 1,697 Kバイト