550kV GCBの長距離線路故障(LLF)遮断性能

カテゴリ: 全国大会

論文No: 6-201

グループ名: 【全国大会】平成20年電気学会全国大会論文集

発行日: 2008/03/19

タイトル(英語): Breaking Performance of 550 kV GCB on Long Line Fault

著者名: 鴨志田真一 (日本AEパワーシステムズ),八田万幸樹 (日本AEパワーシステムズ),山根雄一郎 (日本AEパワーシステムズ),関 保春 (日本AEパワーシステムズ)

キーワード: ガス遮断器

要約(日本語): 近年日本国内においても，電力需要の増大と大規模電源の都市部からの遠隔化に伴い，大容量長距離送電線の建設が増加している。長距離送電に関する課題や解決策については，これまでにも系統解析をはじめとした各種検討が実施されてきた。まず全長で500kmを超える長距離送電においては，系統の安定性や送電損失といった問題を解決するために，発電所端において通常の系統電圧より10％程度運転電圧を高くする手法が検討され，GIS/GCB等の機器においてもその特殊仕様に対する検討と検証を実施してきた。さらに変電所(開閉所)間が100kmオーダの送電線においては，遠方端の故障(LLF)を遮断すると送電線上の反射波により，SLF遮断時に相似した三角波状の過渡回復電圧(TRV)が発生し，現行の規格値を超過する場合が有ることが系統解析により明らかになっている。そこで今回は，550kV GCBを用いて，長距離線路故障(LLF)を模擬した遮断性能検証試験を実施したので，その結果について報告する。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 1,365 Kバイト