パルスアーク溶接における入熱量の周波数依存性

カテゴリ: 全国大会

論文No: 1-039

グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集

発行日: 2009/03/15

タイトル(英語): Frequency Dependency of Heat Transfer in Pulsed Arc Welding

著者名: 酒井 覚(武蔵工業大学),岩尾 徹(武蔵工業大学),田代 真一(大阪大学),田中 学(大阪大学),湯本 雅恵(武蔵工業大学)

著者名(英語): Tadashi Sakai(Musashi Institute of Technology),Toru Iwao(Musashi Institute of Technology),Shinichi Tashiro(Osaka University),Manabu Tanaka(Osaka University),Motoshige Yumoto(Musashi Institute of Technology)

キーワード: パルスアーク溶接|電磁流体シミュレーション|SIMPLER法|入熱量

要約(日本語): パルスTIG溶接法でのアーク温度，電流密度などのアーク特性，母材への入熱量について定量的な解析，測定された例は少なく，未解明な部分が多い。本論文では，パルスTIG溶接における溶接欠陥の防止を目的として周波数に着目し，高周波域での定量的な入熱量の数値解析を行った。結果として，母材への入熱量の時間推移は電流の変化に対してゆるやかに変化し，高周波ほどベース電流時の入熱量は高く，ピーク電流時の入熱量は低くなる。また，電流をパルス波形にすることにより入熱量への効果は少なからず見られるが，周波数により平均入熱量はほぼ変わらないことから，周波数による入熱量の大きな変化はないと考えられる。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 835 Kバイト