負電荷によるPTFE表面改質

カテゴリ: 全国大会

論文No: 1-069

グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集

発行日: 2009/03/15

タイトル(英語): Defluorinated reaction by negative charge for PTFE surface modification

著者名: 曽祢 孝一(武蔵工業大学),岩尾 徹(武蔵工業大学),湯本 雅恵(武蔵工業大学)

著者名(英語): Koichi Sone(Musashi Institute of Technology),Toru Iwao(Musashi Institute of Technology),Motosige Yumoto(Musashi Institute of Technology)

キーワード: PTFE|表面処理|負電荷|パルス放電

要約(日本語): PTFEの表面改質に関する報告例は多いが，接着力が十分に向上したとの報告は見当たらない。これは，PTFEが崩壊型高分子であるため,表面処理により主鎖の切断が進み，表面の崩壊につながる。そこで，電子親和力が高いフッ素の性質に着目し，運動エネルギーの小さい負電荷によるフッ素離脱反応を利用すれば，表面の崩壊を抑えられると考えた。本報告では,負性気体である酸素のパルス放電を用い，表面処理を行った結果をまとめてある。結果より，PTFE表面への負電荷の到達量と極性力による表面エネルギーの向上には，相関性がみられた。極性基導入にはフリーラジカルの形成が必要であるため，負電荷によるフッ素離脱の有効性が示唆された。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 636 Kバイト