低エネルギーイオン照射によるPMMAの表面硬度向上

カテゴリ: 全国大会

論文No: 1-100

グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集

発行日: 2009/03/15

タイトル(英語): Surface Hardness Improvement of PMMA by Low Energy Ion Irradiation

著者名: 櫻林裕矢 (武蔵工業大学),岩尾 徹(武蔵工業大学),湯本 雅恵(武蔵工業大学)

著者名(英語): Yuya Sakurabayashi(Musashi Institute of Technology University),Toru Iwao(Musashi Institute of Technology University),Motoshige Yumoto(Musashi Institute of Technology University)

キーワード: PMMA|表面改質|イオン照射|表面硬度|架橋構造|FT-IR

要約(日本語): PMMA(Polymethylmethacrylate)は抜群の透明性を有するとともに、複屈折の起こりにくい等方性物質として知られている。しかし、硬度の低さが問題であり、この改善のために表面改質を行なっている。本報告では、低エネルギーイオン照射によりPMMAの極く薄い表面層の改質を行なった。その結果、表面硬度は加速電圧とともに向上した。また、FT-IR(Fourier transform infrared spectromet)により、C-C結合、C=C結合、窒素含有結合の導入が認められた。以上より、架橋構造導入に加え窒素含有結合の導入がPMMAの表面硬度向上に寄与していることが予想された。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 697 Kバイト