受配電設備用フェノール絶縁物の劣化度に対する清掃の影響(2)
受配電設備用フェノール絶縁物の劣化度に対する清掃の影響(2)
カテゴリ: 全国大会
論文No: 2-036
グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集
発行日: 2009/03/15
タイトル(英語): Cleaning Effects on Deterioration Degree of Phenol Insulators for Power Distribution Equipments (2)
著者名: 三木 伸介(三菱電機),梅村 園子(三菱電機),岡澤周 (三菱電機),大塚康司 (三菱電機),松木 寿夫(三菱電機)
著者名(英語): Shinsuke Miki(Mitsubishi Electric Corporation),Sonoko Umemura(Mitsubishi Electric Corporation),Hiroshi Okazawa(Mitsubishi Electric Corporation),Yasushi Otsuka(Mitsubishi Electric Corporation),Hisao Matsuki(Mitsubishi Electric Corporation)
キーワード: 受配電設備|フェノール絶縁物|劣化|清掃|潮解性
要約(日本語): 長期間使用した絶縁物を水拭き等により清掃しても,表面抵抗率は十分回復しない場合が多い。絶縁物市場使用品の表面,断面分析の結果,水溶性化合物が検出されたのは断面のみであったことに着目して以下の劣化進展メカニズムを推定した。絶縁物表面に潮解性化合物が付着,吸湿して化合物が水溶液化,絶縁物と充填材との界面等に水溶液が浸透,表面付着物は清掃できるが,浸透した化合物は不可,浸透した化合物があるため絶縁性が完全に回復しない。この推定メカニズムの検証実験を行った。新品,使用品絶縁物表面に潮解性化合物である臭化ナトリウムを置き,温度湿度サイクルの加速試験を実施した。加速試験後にはナトリウムと臭素が絶縁物内部で検出されたことより,上記推定を検証できたと考えられる。
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 749 Kバイト
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