高温領域で発生した水トリーからの電気トリー発生機構の検討~インパルス電圧印加の影響~
高温領域で発生した水トリーからの電気トリー発生機構の検討~インパルス電圧印加の影響~
カテゴリ: 全国大会
論文No: 2-059
グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集
発行日: 2009/03/15
タイトル(英語): Study on Inception of Electrical Tree from Water-Tree Degradation Formed at High Temperature ~Effect of impulse-voltage application~
著者名: 林 優介(名古屋大学),古森郁尊 (鳥羽高専),加藤丈佳 (名古屋大学),鈴置 保雄(名古屋大学),真島 弘憲(中部電力),辻 泰三(中部電力)
著者名(英語): Yusuke Hayashi(Nagoya University),Fumitaka Komori(Toba National College),Takeyoshi Kato(Nagoya University),Yasuo Suzuoki(Nagoya University),Hironori Mashima(Chubu Electric Power Co.,Inc.),Taizou Tsuji(Chubu Electric Power Co.,Inc.)
キーワード: 水トリー|電気トリー
要約(日本語): CVケーブルは常時許容温度が90℃程度で設計されており、実用的には高温での特性が重要である。このため、我々は水針電極を用いて、90℃で発生させた水トリーからの電気トリー発生過程を検討してきた。その結果、90℃で発生させた水トリー領域では室温の場合に比べボイドが大きく、その数も多かった。またこの場合、水トリーからのac電気トリー発生電圧が低下する可能性が示唆されたが、水トリー劣化による電界緩和効果が90℃においても確認された。したがって、水トリー劣化部の構造変化が電気トリー発生に与える影響を検討するためには、電界緩和を抑えた検討が必要になる。そこで今回、電圧上昇度が大きく、電界緩和効果が小さいと期待されるインパルス電圧を90℃で発生させた水トリーに印加することで、水トリー劣化部の構造変化が電気トリー発生に及ぼす影響を検討した結果、90℃で発生させた水トリーを乾燥させた場合、トリー発生電圧が低下することがわかった。
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 1,299 Kバイト
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