高エネルギー密度コンデンサ用プラスチックフィルムの開発

カテゴリ: 全国大会

論文No: 2-075

グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集

発行日: 2009/03/15

タイトル(英語): Development of plastic film for high energy density capacitor

著者名: 小松信之 (ダイキン工業),高明天 (ダイキン工業),向井恵吏 (ダイキン工業),横谷幸治 (ダイキン工業),太田美晴 (ダイキン工業),立道麻有子 (ダイキン工業),宮入圭一 (信州大学),伊東栄次 (信州大学)

キーワード: 高エネルギー密度|コンデンサ|プラスチックフィルム|ポリフッ化ビニリデン|フィルムコンデンサ

要約(日本語): 誘電率が大きいことから、フィルムコンデンサのエネルギー密度を大きく向上できる材料として期待されるポリフッ化ビニリデン（PVDF）について、既存製品は延伸によるフィルム化であることから薄膜化が困難であったが、弊社ではキャストコーティング製法を用いることで薄膜化が可能となった。ただし、強度、伸びなどの機械物性に問題がありコンデンサの安定的な作製が難しかったが、セルロースアセテートを添加することによりPVDFの誘電率、薄さを維持しつつ機械物性を向上させることができた。その結果、PPを用いたの現行コンデンサに対して約5倍のエネルギー密度を得ることが可能となり、デバイスサイズでは1／5まで小型化が可能となった。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 709 Kバイト