超臨界処理によるキラル高分子の圧電性向上

カテゴリ: 全国大会

論文No: 2-103

グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集

発行日: 2009/03/15

タイトル(英語): Piezoelectric Properties of Chiral Polymeric Film

著者名: 片岡 慎吾(関西大学),森田 哲也(関西大学),中山 正俊(関西大学),上山 佳宏(関西大学),山北 隆征(関西大学),田實佳郎 (関西大学)

著者名(英語): Shingo Kataoka(Kansai University),Testsuya Morita(Kansai University),Masatoshi Nakayama(Kansai University),Yoshihiro Kamaiyama(Kansai University),Takahiro Yamakita(Kansai University),Yoshiro Tajitsu(Kansai University)

キーワード: 圧電性|キラル高分子|超臨界

要約(日本語): キラル高分子であるL型ポリ乳酸(PLLA)は高分子としては大きな圧電率を持っている．また透明性，柔軟性を併せ持つことから，様々な表示素子への応用などが期待されている．しかし，PLLAはチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)のような無機圧電体と比べると，圧電率が一桁以上小さい，耐熱性（ガラス点移転Tg～60℃）に劣る等の欠点を持つ．そこで我々は，最近高分子構造体を改質することで，注目を集めている超臨界二酸化炭素処理を施すことで，圧電性の向上を実現した．得られた結果を構造変化との関連で議論した．

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 629 Kバイト