直接給電法による完全埋込型TES素子の安定化に関する検討

カテゴリ: 全国大会

論文No: 2-115

グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集

発行日: 2009/03/15

タイトル(英語): Stabilized Stimulation from Implanted TES Device by Direct Feeding Method

著者名: 加藤健太郎 (東北大学),木幡陽介 (東北大学),佐藤忠邦 (東北大学),佐藤文博 (東北大学),松木英敏 (東北大学),半田康延 (東北大学)

キーワード: 治療的電気刺激|非接触給電

要約(日本語): 神経系に対して何らかの方法により刺激を加え，生体の神経系による制御を正常に近づける医工学技術を総称してニューロバイオニクスという．TES(治療的電気刺激)はこの1種であり，刺激として電気を用いる．特に骨盤内臓神経に対する電気刺激は，排尿障害等に対し絶大な効果を発揮している(1)．電気刺激の印加法として，表面電極が広く用いられているが，表面電極の特性上刺激による不快感を生じてしまうこと，また貼り付け位置のズレにより所望の効果が得られないことなどが問題となっている．そこで我々は，直接給電法(2)を用いた完全埋込のTESシステムを目指す．これを用いれば，精確な部位に対して安定した刺激を印加することができる．本研究では，刺入可能サイズのインプラントTES素子を作製し，その有効性について検討したのでこれを報告する．

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 1,005 Kバイト