回転磁界を用いた磁気微粒子の分離に関する基礎検討

カテゴリ: 全国大会

論文No: 2-140

グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集

発行日: 2009/03/15

タイトル(英語): Basic Study for the Control of Isolating Magnetic Particles with Rotational Magnetic Field

著者名: 中村 治貴(東北大学),枦修一郎 (東北大学),石山 和志(東北大学)

著者名(英語): Haruki Nakamura(RIEC Tohoku University),Shuichiro Hashi(RIEC Tohoku University),Kazushi Ishiyama(RIEC Tohoku University)

キーワード: 磁気微粒子|磁気トルク|流体抵抗|分散|回転磁界

要約(日本語): 本研究では、磁気異方性をもつ磁性微粒子を用い，外部磁界により磁気トルクを発生させ，微粒子を回転させることで生じる流体抵抗によって微粒子を分散させる手法を提案し検討を行った．基礎段階として2個の微粒子の分離について考え，分離に必要な微粒子のサイズや回転周波数を見積もることを目的とし，実験および理論的検討を行った．理論では分離に必要な条件より理論式の導出を行い，実験では微小磁石を非磁性材料で被覆し回転磁界での分離を試み，両者の整合性を検討した．その結果実験で微粒子を分離した際の微粒子の直径や回転周波数は，理論によって分離すると考えられた条件を満たしたことから理論式の妥当性が示された．

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 1,081 Kバイト