Auナノ粒子を用いた磁性ガーネット薄膜の磁気光学効果のエンハンスメント

カテゴリ: 全国大会

論文No: 2-159

グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集

発行日: 2009/03/15

タイトル(英語): Enhancement of magneto-optical response of Au nanoparticles embedded in magnetic garnet films

著者名: 増田 佑介(豊橋技術科学大学),冨士川凛太郎 (豊橋技術科学大学),水谷 祐介(豊橋技術科学大学),Baryshev Alexander(豊橋技術科学大学),内田 裕久(豊橋技術科学大学),井上 光輝(豊橋技術科学大学)

著者名(英語): Yusuke Masuda(Toyohashi University of Technology),Rintaro Fujikawa(Toyohashi University of Technology),Yusuke Mizutani(Toyohashi University of Technology),Alexander Baryshev(Toyohashi University of Technology),Hironaga Uchida(Toyohashi University of Technology),Mitsuteru Inoue(Toyohashi University of Technology)

キーワード: Auナノ粒子|局在表面プラズモン共鳴|磁気光学効果|Bi:YIG

要約(日本語): 我々は，Auナノ粒子を埋め込んだ磁性ガーネット薄膜(Bi:YIG)で，局在表面プラズモン共鳴による磁性光学効果が増大することを見出した．そこで，金属ナノ粒子の材質と大きさ，密度を変えることで局在表面プラズモン共鳴を強めて，磁気光学効果の増大量を大きくし，さらに波長が制御可能かを試みた．その結果，Auナノ粒子のサイズによりファラデー回転角が増大する波長がシフトし，平均粒径60 nmのAuナノ粒子を含む複合膜では，ファラデー回転角は‐0.14°まで増大するのを確認した．これらの結果から，金属ナノ粒子のサイズによって磁気光学効果の大きさと波長を制御できる可能性があることが示唆される．

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 789 Kバイト