森林価値のモデル化と森林最適制御の研究

カテゴリ: 全国大会

論文No: 3-104

グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集

発行日: 2009/03/15

タイトル(英語): Modeling of Forest Values and Forest Optimal Control

著者名: 伊藤 敦(神奈川大学),瀬古沢 照治(神奈川大学)

著者名(英語): Atsushi Ito(Kanagawa Univerdity),Teruji Sekozawa(Kanagawa Univerdity)

キーワード: 森林価値|確率微分方程式|最適制御問題

要約(日本語): 本研究では森林管理者が森林から得られる価値を炭素固定量と木材販売収入とし，森林のもたらす価値の定式化を行う．ここで炭素価格と木材価格が確率過程に従うと仮定する．また森林を再生可能資源として森林面積の変動過程を考える．このときの伐採面積を制御変数とする最適制御問題についてHJB方程式の定式化を行った.この問題を解くことにより将来の価値を踏まえた行動を選択し，さまざまなシナリオを想定した森林経営が可能となる．この結果，将来の不確実性を考慮した森林管理が可能となり，減少傾向にある森林面積の増加させる効果が期待でき，対策についての検討が可能となる．

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 2,042 Kバイト