集中巻同期モータにおけるインダクタンス空間高調波による高調波電圧の数式モデルの検討

カテゴリ: 全国大会

論文No: 5-010

グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集

発行日: 2009/03/15

タイトル(英語): A Consideration of Harmonic Voltage Numerical Model caused by Spatial Harmonics of Inductance for PMSM with Concentrated Windings

著者名: 鄭淅化 (名古屋大学),小林 久晃(名古屋大学),道木 慎二(名古屋大学),大熊 繁(名古屋大学)

著者名(英語): SukHwa Jung(Nagoya University),Hisaaki Kobayasi(Nagoya University),Shinji Doki(Nagoya University),Shigeru Okuma(Nagoya University)

キーワード: 高調波電圧モデル|インダクタンスの空間高調波|拡張誘起電圧

要約(日本語): モータ制御において、集中巻を有するモータの場合、インダクタンスの空間高調波によりセンサレス制御時の位置推定誤差やトルク脈動等、様々な問題を引き起こす。従来の対策の一つとして、インダクタンスの空間高調波による高調波電圧の数式モデルを制御に用いることが行われて来たが、広い運転領域においてはモデル化誤差が大きくなる問題が生じる。本稿では従来、提案された拡張誘起電圧推定オブザーバから高調波電圧を観測し、振幅と磁極位置に対する位相の情報から高調波電圧モデル化を行う一連の過程を示した。それにより、電流位相角に伴い位相が変化する6次高調波電圧モデルを得ることができた。さらに、モデル化誤差を確認し、広い運転領域において提案したモデルの有効性を示した。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 1,287 Kバイト