電磁界解析による高調波を考慮した誘導電動機の等価回路の構築に関する検討

カテゴリ: 全国大会

論文No: 5-037

グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集

発行日: 2009/03/15

タイトル(英語): A Study on Equivalent Circuit of Induction Motors Considering Harmonics by Electromagnetic Field Analysis

著者名: 山崎 克巳(千葉工業大学),鈴木 章浩(千葉工業大学)

著者名(英語): Katsumi Yamazaki(Chiba Institute of Technology),Akihiro Suzuki(Chiba Institute of Technology)

キーワード: 誘導電動機|等価回路|高調波|有限要素法

要約(日本語): 誘導電動機のT形等価回路は，特性算定や電動機制御に広く用いられている。一般にその回路定数は実機の無負荷・拘束試験等によって決定される。また，近年のコンピュータと数値解析技術の進歩により，有限要素法によって得られた機内の電磁界分布から，直接T形等価回路定数を算定することも行われている。一方，通常の等価回路は，基本波の電流・電圧を表していることから，有限要素法を用いる場合でも，電磁界の基本波または実効値を基に回路定数を算定することが多い。この場合は，高調波によるトルクや損失は考慮できず，正弦波交流電源で駆動する場合でも，特性算定結果に誤差が生じる場合があると考えられる。このような背景から本稿では，有限要素法を用いて，高調波の影響を近似的に考慮した誘導電動機の等価回路を構築することを試みる。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 1,813 Kバイト