油入機器における絶縁油中の水分挙動について
油入機器における絶縁油中の水分挙動について
カテゴリ: 全国大会
論文No: 5-193
グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集
発行日: 2009/03/15
タイトル(英語): Study of Moisture Movement In Insulation Oil at Oil filled Equipment
著者名: 杉浦 良一(愛知電機),宮島 極(愛知電機),杉本 敏文(中部電力),高橋 一嘉(中部電力)
著者名(英語): Ryoichi Sugiura(Aichi Electric Co.,Ltd),Kiwamu Miyajima(Aichi Electric Co.,Ltd),Toshifumi Sugimoto(Chubu Electric Power Co.,Inc),Kazuyoshi Takahashi(Chubu Electric Power Co.,Inc)
キーワード: 絶縁油|水分|挙動|油入電機機器|油入遮断器
要約(日本語): 絶縁油において、油面から浸入した水分の挙動を油中水分量の変化により調査した結果、次の事が分かった。高温高湿度下で油面より浸入した水分は下部へ向って拡散し、やがて油面上の温湿度で決まる平衡状態となる冷却過程では過飽和水分は凝集して白濁を生じ、油中水分量は減少する。この減少分は油面からの放散が約89%で沈降より放散が支配的である。40℃下において油中の水滴の蒸発速度は気中に対し1/200以下である。今回の実験より導いた油中水分量を求める式から、油入遮断機の油中水分量は年間で変動しそれに伴なう絶縁破壊電圧も変動し、この絶縁破壊電圧は実機測定値と年間推移の傾向がよく一致した。
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 1,714 Kバイト
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