配線用遮断器における直流電流遮断時のアーク消滅過程に関する基礎的考察
配線用遮断器における直流電流遮断時のアーク消滅過程に関する基礎的考察
カテゴリ: 全国大会
論文No: 6-192
グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集
発行日: 2009/03/15
タイトル(英語): Fundamental Consideration of Arc Extinction during DC-Current Interruption in Low-Voltage Molded-Case Circuit-Breaker
著者名: 谷口 善康(名古屋大学),横水 康伸(名古屋大学),松村 年郎(名古屋大学)
著者名(英語): Taniguchi Yoshiyasu(Nagoya University),Yokomizu Yasunobu(Nagoya University),Matsumura Toshiro(Nagoya University)
キーワード: 配線用遮断器|直流遮断
要約(日本語): 本研究では,遮断器の限流遮断性能の基礎検討として,直流電圧源の電圧の増加によるアーク時間(接触子開離から電流遮断までの時間)の上昇を考察した。定格電圧DC 125 V,定格電流DC 30 A,2 極2 素子型の遮断器(ブレーカA),定格電圧DC 300 V,定格電流DC 30 A,2 極2 素子型の遮断器(ブレーカB)を供試器として直流遮断を課した。その結果,ブレーカAにおいて電源電圧が90および120 Vのとき,アーク時間が著しく長かった。その原因としては,アーク電圧の急増が停滞したためと考えられる。その原因としては,可動接触子が開路位置に到達する前にアークが遮断されていなかったためである。ブレーカB は,ブレーカA に比べて,短い接触子間距離で高いアーク電圧を発生させている。今後,アーク電圧上昇の要因を分析していく予定である。
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 1,301 Kバイト
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