残留磁束を考慮した三相一括操作形遮断器による変圧器位相制御投入
残留磁束を考慮した三相一括操作形遮断器による変圧器位相制御投入
カテゴリ: 全国大会
論文No: 6-202
グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集
発行日: 2009/03/15
タイトル(英語): Controlled Switching for energizing of Transformer with Residual Flux by using 3-phase Circuit Breaker
著者名: 森 智仁(三菱電機),香山 治彦(三菱電機),木下 定之(三菱電機),亀井 健次(三菱電機),江川 敏久(東北電力),松本 光裕(東北電力),本間 仁(東北電力)
著者名(英語): Tomohito Mori(Mitsubishi Electric Corporation),Haruhiko Kohyama(Mitsubishi Electric Corporation),Sadayuki Kinoshita(Mitsubishi Electric Corporation),Kenji Kamei(Mitsubishi Electric Corporation),Toshihisa Egawa(Tohoku Electric Power Co.,Inc),Mitsuhiro Matsumoto(Tohoku Electric Power Co.,Inc),Hitoshi Honma(Tohoku Electric Power Co.,Inc)
キーワード: 三相一括操作形遮断器|開閉極位相制御|励磁突入電流|残留磁束
要約(日本語): 無負荷変圧器の励磁投入時には、変圧器鉄心の磁気飽和特性に起因して過大な励磁突入電流が発生し、系統電圧の変動、あるいは保護リレーの誤動作を招くことがある。励磁突入電流を抑制する方法として変圧器鉄心の残留磁束を考慮した投入位相制御が有効であり、各相操作形遮断器による変圧器投入位相制御が既に実用化されている。また、三相一括操作形遮断器による変圧器投入の場合でも、三相の残留磁束パターンを考慮した最適投入位相で投入することにより励磁突入電流を抑制する効果がある。本論文では、三相一括操作形遮断器による変圧器位相制御投入試験を実施し、解析と同等の結果を得ることができ、いくつかの残留磁束パターンについて励磁突入電流の抑制効果を確認するとともに、変圧器初励磁を想定した鉄心に残留磁束がない条件ではその抑制効果が小さいことを確認したことについて報告するものである。
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 2,243 Kバイト
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