クローズドサイクルMHD発電を利用した太陽熱発電システムの検討

カテゴリ: 全国大会

論文No: 7-035

グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集

発行日: 2009/03/15

タイトル(英語): Analysis of Solar Thermal Power System Utilizing Closed Cycle MHD Power Generation

著者名: 大谷尚史 (筑波大学),藤野 貴康(筑波大学),石川 本雄(筑波大学)

著者名(英語): Naofumi Ohya(University of Tsukuba),Takayasu Fujino(University of Tsukuba),Motoo Ishikawa(University of Tsukuba)

キーワード: MHD発電|太陽熱発電|発電システム

要約(日本語): クローズドサイクルMHD発電を組み込んだ太陽熱発電システムを対象としてサイクル計算を行い，その性能を評価した． MHD発電機入口ガス温度が高くなると発電部効率は上昇するが，レシーバ効率は低下する．この兼ね合いから，システム効率を最大にするMHD発電機入口ガス温度が決定される．MHD発電機入口ガス温度とシステム効率の関係を求めた結果，クローズドサイクルMHD発電を組み込んだ太陽熱発電システムの効率は最適温度付近(2100 K)でおよそ38 %に達する事が示された．この値は従来の太陽熱発電のシステム効率を15 %近く上回り，本システムによる太陽熱発電システムの大幅な効率向上の可能性が確認された．

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 850 Kバイト