わが国における太陽光発電に対する新たな導入支援策の評価

カテゴリ: 全国大会

論文No: 7-055

グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集

発行日: 2009/03/15

タイトル(英語): Evaluation of the New Subsidy Programs for Photovoltaics in Japan

著者名: 遠藤栄一 (産業技術総合研究所)

キーワード: 太陽光発電|補助金|費用対効果|普及要因|住宅用太陽光発電システム|既築住宅

要約(日本語): 本稿では，わが国における太陽光発電を対象とし，現状や問題点を整理するとともに，助成の費用対効果や普及要因を分析し，新たな導入支援策を評価することを目的とする。分析の結果，過去においても，新たな導入支援策でも，産業用・公共用より住宅用に対する助成の費用対効果が高い。重回帰分析を用いて住宅用の普及要因を分析した結果，既築は補助金の存在や初期投資の低下など経済性を要因として設置が拡大したのに対し，新築は必ずしも経済性には影響を受けていない。このことは，助成は費用対効果の高い住宅用のうち設置拡大につながりやすい既築を主体とし，公共用は補助率を低減して，研究開発と費用対効果を比較した上で実施するべきであることを意味する。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 1,586 Kバイト