水滴の帯電がシリコーンゴムの撥水性低下に与える影響
水滴の帯電がシリコーンゴムの撥水性低下に与える影響
カテゴリ: 全国大会
論文No: 7-131
グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集
発行日: 2009/03/15
タイトル(英語): The Effect of Changing of Water Droplets on Hydrophobicity Loss of Silicone Rubber
著者名: 栗本 幸大(豊橋技術科学大学),村上 義信(豊橋技術科学大学),長尾 雅行(豊橋技術科学大学)
著者名(英語): Yukihiro Kurimoto(Toyohashi University of Technology),Yoshinobu Murakami(Toyohashi University of Technology),Masayuki Nagao(Toyohashi University of Technology)
キーワード: シリコーンゴム|撥水性|Dynamic Drop Test|polimeric insulator
要約(日本語): 現在CIGREで提案されているDynamic Drop Testはシリコーンゴムの撥水安定性を評価するのに有用とされているものの、その撥水性低下のメカニズムは未だ解明されていない。そこで本研究では、そのメカニズムの解明を目的に、試料表面に電界が生じない条件下で帯電した水滴を滴下し、その撥水性の低下を観測した。その結果、水滴が帯電している場合には試料表面上での水滴長が長くなり、交互に水滴の帯電極性を変えて測定した場合は正極に帯電した水滴のみ水滴長が長くなることが確認された。これより、Dynamic Drop Testにおける撥水性低下の要因が帯電した水滴による移動によっても生じ、同時に試料表面の帯電状態が変化する可能性を示した。
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 660 Kバイト
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