PV導入への配電電圧昇圧の効果の予備的検討

カテゴリ: 全国大会

論文No: 7-168

グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集

発行日: 2009/03/15

タイトル(英語): Study on Distribution Voltage Increases Reducing Fluctuation of PV Systems

著者名: 植田譲 (東京工業大学),岩船由美子 (東京大学),荻本和彦 (東京大学)

キーワード: 太陽光発電|配電|昇圧

要約(日本語): 本報告では、PVによる配電電圧変動の対策として配電電圧昇圧について予備的な検討を行った結果を報告する。6kV/100-200V配電方式から20kV/200-400Vに昇圧した場合，電圧上昇幅は約1/4となり，配電線の電圧管理が容易になる事がシミュレーションにより確認された。また，投入銅量の削減、電力損失の低減による環境負荷削減の効果を算出したところ，昇圧による投入銅量の削減効果が約60万t、電力損失削減効果が36億kWh/年、CO2削減量は、135万t-CO2/年となった。電力損失および電力使用量の削減は、燃料単価を5円/kWhと仮定するとそれぞれ180億円/年、375億円/年が期待できる。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 2,475 Kバイト