配電線モデルによるトラッキング現象の実験的検討(2)-巻付バインドによるトラッキング現象の発生様相-
配電線モデルによるトラッキング現象の実験的検討(2)-巻付バインドによるトラッキング現象の発生様相-
カテゴリ: 全国大会
論文No: 7-172
グループ名: 【全国大会】平成21年電気学会全国大会論文集
発行日: 2009/03/15
タイトル(英語): Experimental study of the tracking phenomenon using a distribution line model(2)-Characteristics of the tracking phenomenon with the winding bind-
著者名: 吉田 茂史(北海道電力),亀 文雄(北海道電力)
著者名(英語): Shigefumi Yoshida(Hokkaido Electric Power Co.,Inc.),Fumio Kame(Hokkaido Electric Power Co.,Inc.)
キーワード: トラッキング|配電線|巻付バインド|高圧絶縁電線|ポリエチレン
要約(日本語): フィールドにおけるトラッキング現象の基礎特性を明らかにするため,JISC3005をベースにした耐トラッキング試験を実施し,特にトラッキング発生様相について検討した。モデルは「絶縁電線+ピンがいし+巻付バインド」とした。巻付バインドの内部は鋼心であり,汚損物も電線に一様に付着しないことから,トラッキングの発生様相は非常に複雑であった。充電部から巻付バインド端部に向けトラッキングし,巻付バインドの沿面にて進行,電界の変化によって電線にもトラッキング発生,という経過でトラッキング破壊した。また,漏れ電流の電気量はトラッキング進行時には大きく変化する傾向がわかった。これは漏れ電流によるジュール熱で汚損液が蒸発,噴霧による湿潤を繰り返すためと考えられる。
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 1,914 Kバイト
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