マイクロマグネティクスによる磁気ヒステリシス特性のモデル化
マイクロマグネティクスによる磁気ヒステリシス特性のモデル化
カテゴリ: 全国大会
論文No: 1-027
グループ名: 【全国大会】平成22年電気学会全国大会論文集
発行日: 2010/03/05
タイトル(英語): Magnetic Hysteresis by Using Micromagnetics
著者名: 上原 裕二(富士通),清水 香壱(富士通),門岡 良昌(富士通)
著者名(英語): Yuji Uehara(Application Research and Development Division),Koichi Shimizu(Application Research and Development Division),Yoshimasa Kadooka(Application Research and Development Division)
キーワード: マイクロマグネティクス|磁気ヒステリシス|LLG方程式|電磁鋼板|モータ|有限要素法
要約(日本語): マイクロマグネティクスは、磁気ヘッド、MRAM(Magnetic Random Access Memory)や磁気センサーといったデバイスの設計に広く用いられている。この手法は、LLG(Landau-Lifshits-Gilbert)方程式と呼ばれる磁化の動的過程を表現する式に基づいて、磁性材料の磁化状態を解析する方法で、磁気異方性や交換相互作用といった磁性材料の特性を取り込むことが可能である。これまでマイクロマグネティクスは、磁性体をnmオーダの微小なセルに分割する必要があることから、上述のようなミクロンサイズの微細なデバイスに対してのみ適用されてきたが、最近の計算機の能力の著しい向上や新規計算方法の採用等により、従来は不可能であった大規模な計算が可能になりつつある。本稿では、マイクロマグネティクスの手法をモータや発電機といった機器に適用するために行なった基礎的な検討について報告する。
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 811 Kバイト
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