スイッチング遅れを伴う断続力学系に対する遅延フィードバック制御
スイッチング遅れを伴う断続力学系に対する遅延フィードバック制御
カテゴリ: 全国大会
論文No: 1-029
グループ名: 【全国大会】平成22年電気学会全国大会論文集
発行日: 2010/03/05
タイトル(英語): Delayed Feedback Control for Switched Dynamical System with Switching Delay
著者名: 辻 正史(大分大学),高坂 拓司(大分大学),辻 繁樹(大分工業高等専門学校),上田哲史 (徳島大学)
著者名(英語): Masafumi Tsuji(Oita University),Takuji Kousaka(Oita University),Shigeki Tsuji(Oita National College of Technolgy),Tetsushi Ueta(Tokushima University)
要約(日本語): カオス制御は古くから盛んに研究されている。スイッチを含む断続力学系においてもカオス制御は注目されており, 新たなカオス制御法の提案や実験が精力的に行われている。しかし, これらの制御法は離散時間型の制御法であり, 制御系の構築が非常に煩雑である。連続時間型の制御法である遅延フィードバック(DFC)を応用した制御法が提案された。一方近年, 実際の系においてミススイッチングが様々な要因で発生し, 系の構造に大きな影響を与えることが報告されている。このことから, 離散時間型の制御法がスイッチング遅れを発生する系に対して適用可能であるか否かの検討は, 実用的な観点から重要である。そこで本稿では, 先に提案された制御法の検討に先立ち, スイッチング遅れを伴う系にDFC法を適用し, カオスアトラクタに内在する不安定周期軌道(UPO)の安定化を試みる。また, スイッチング遅れがカオス制御に及ぼす影響についても検討する。
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 937 Kバイト
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