陽極受熱量に及ぼす陰極ジェットの寄与

カテゴリ: 全国大会

論文No: 1-058

グループ名: 【全国大会】平成22年電気学会全国大会論文集

発行日: 2010/03/05

タイトル(英語): Arc Jet from Cathode for Heat Transfer to Anode

著者名: 藤澤昇平(東京都市大学),松岡勇介(東京都市大学),岩尾 徹(東京都市大学),湯本雅恵(東京都市大学)

著者名(英語): Shohei Fujisawa|Yusuke Matsuoka|Toru Iwao|motoshige Yumoto

キーワード: アーク|外部磁界|偏向|受熱量|受熱効率

要約(日本語): 製鋼用のアーク炉において，外部配線を流れる大電流により，アークに直交する磁束密度が生じる。この磁束密度によりアークにローレンツ力が生じるため，アークが偏向する問題点がある。この偏向は，場合によっては陽極への受熱量が低下し，溶融効率が低下することからアーク加熱に影響を及ぼす。現在までに，アークの偏向と受熱量に関し，陽極近傍現象を中心に研究がされてきたが，陰極ジェットに関する議論がされた例は少ない。本論文では，外部磁界が印加されたときの陽極受熱量と受熱効率に及ぼす陰極ジェットの寄与について検討を行った。その結果，横磁界印加時の受熱効率は，磁束密度の増加に伴い減少した。陽極ジェットが発生し，陰極ジェットの流れ上にある陽光柱と陽極ジェットとの衝突部において，高温ガスが偏向方向に流れることから，この偏向方向への熱輸送のため，陽極への熱量が減少し受熱効率が低下した。

原稿種別: 日本語

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