アーク加熱時に溶融池より生じる鉄蒸気の時間変化
アーク加熱時に溶融池より生じる鉄蒸気の時間変化
カテゴリ: 全国大会
論文No: 1-178
グループ名: 【全国大会】平成22年電気学会全国大会論文集
発行日: 2010/03/05
タイトル(英語): Iron Vapor Concentration from Molten Pool in Arc Heating with Changing Time
著者名: 森 佑介(東京都市大学),酒井 覚(東京都市大学),岩尾 徹(東京都市大学),田代 真一(大阪大学),田中 学(大阪大学),湯本 雅恵(東京都市大学)
著者名(英語): Yusuke Mori(Tokyo City University),Tadashi Sakai(Tokyo City University),Toru Iwao(Tokyo City University),Shinichi Tashiro(Osaka University),Manabu Tanaka(Osaka University),Motoshige Yumoto(Tokyo City University)
キーワード: アーク|溶接|電磁流体|鉄蒸気|溶融池
要約(日本語): 近年,アーク溶接時に発生する金属蒸気がアークに混入することで,アークの放射特性や導電率が大きく変化し,溶接形状に影響を及ぼすことが知られている(1) (2)。これまで,金属蒸気混入による高温気体の特性の変化や,金属蒸気分布の計算がされてきたが,多くの報告は定常解析であり,アーク加熱時の金属蒸気濃度分布の時間変化について検討された例は少ない。また,アーク領域と電極領域を同時に計算した例も少ない。本論文では,アークと電極を統合したモデルを用いた電磁流体シミュレーションを行い,アーク加熱時の鉄蒸気濃度および電圧の時間変化を解析した。アーク加熱直後の鉄蒸気濃度および電圧の時間変化を解析した。加熱開始から0.2 s経過後に,鉄蒸気濃度が局所的に高くなるが,電圧の低下は小さい。0.2 s以降は,溶融池が広く形成され,鉄蒸気が低温領域に混入することで電圧が低下する。
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 1,007 Kバイト
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