LDPE中のMgOナノフィラーが電気トリーに及ぼす影響
LDPE中のMgOナノフィラーが電気トリーに及ぼす影響
カテゴリ: 全国大会
論文No: 2-031
グループ名: 【全国大会】平成22年電気学会全国大会論文集
発行日: 2010/03/05
タイトル(英語): Electrical Treeing Influenced by the Addition of MgO Nano-filler in LDPE
著者名: 川野 正人(豊橋技術科学大学),今澤宗一 (豊橋技術科学大学),村上 義信(豊橋技術科学大学),長尾 雅行(豊橋技術科学大学),関口 洋逸(ジェイ・パワーシステムズ),C.C Reddy (ジェイ・パワーシステムズ),村田 義直(ジェイ・パワーシステムズ)
著者名(英語): Masato Kawano(Toyohashi University of Technology),Soichi Imazawa(Toyohashi University of Technology),Yoshinobu Murakami(Toyohashi University of Technology),Masayuki Nagao(Toyohashi University of Technology),Yoitsu Sekiguchi(J-Power Systems),C.C Reddy(J-Power Systems),Yoshinao Murata(J-Power Systems)
キーワード: 電気トリー|ナノコンポジット|低密度ポリエチレン|高分子
要約(日本語): 近年電力の需要は増加傾向にある。それに伴いケーブルの高電圧化が行われてきたが、絶縁材料の持つ本質的な破壊に近づいてきた。その改善のためにナノコンポジットが有効であると考えられている。低密度ポリエチレンに酸化マグネシウムナノフィラーを添加したMgO/LDPEを用いて、電気トリー開始後各一定電圧印加時における破壊時間を測定した。MgOナノフィラーの添加量が多くなると、印加電圧が高くなるにつれて絶縁破壊までの時間が長くなる傾向が見られた。これはMgOナノフィラーによって微小放電が誘発され電気トリーの形状がトリー状からブッシュ状へと変化し、それによる電解緩和等によって電気トリーの進展が緩やかになったためと考えられる。
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 1,775 Kバイト
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