陽電子消滅法による熱酸化劣化架橋ポリエチレンの自由体積評価

カテゴリ: 全国大会

論文No: 2-076

グループ名: 【全国大会】平成22年電気学会全国大会論文集

発行日: 2010/03/05

タイトル(英語): Evaluation of Free Volumes of Thermo-oxidatively Degraded XLPE by Positron Annihilation Spectroscopy

著者名: 栗原 隆史(電力中央研究所),高橋 俊裕(電力中央研究所),土肥 謙次(電力中央研究所),本間宏也 (電力中央研究所),岡本 達希(電力中央研究所)

著者名(英語): Takashi Kurihara(Central Research Institute of Electric Power Industry),Toshihiro Takahashi(Central Research Institute of Electric Power Industry),Kenji Dohi(Central Research Institute of Electric Power Industry),Hiroya Homma(Central Research Institute of Electric Power Industry),Tatsuki Okamoto(Central Research Institute of Electric Power Industry)

キーワード: 高分子材料|自由体積|陽電子消滅|微細構造|熱酸化劣化

要約(日本語): 架橋ポリエチレンシートを180℃で最大100時間まで熱酸化劣化させ，引張り強度が低下する加熱時間の前後で陽電子消滅法による自由体積変化を評価した。その結果，機械的強度が低下すると加熱時に空気と接触していたXLPE表面の自由体積のサイズおよび数が減少することがわかった。一方、加熱時に金属板と接触していたXLPE表面の自由体積のサイズおよび数の減少は少なく，加熱時の酸素供給の相違により自由体積変化が異なることを明らかにした。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 1,995 Kバイト