紫外?真空紫外吸収による高分子絶縁体の禁制帯幅の見積り

カテゴリ: 全国大会

論文No: 2-077

グループ名: 【全国大会】平成22年電気学会全国大会論文集

発行日: 2010/03/05

タイトル(英語): Estimation of Band Gap Energies of Various Insulating Polymers by Ultraviolet-Vacuum Ultraviolet Absorption

著者名: 荒井 友之(早稲田大学),布施 則一(早稲田大学),大木義路 (早稲田大学)

著者名(英語): Tomoyuki Arai(Waseda University),Norikazu Fuse(Waseda University),Yoshimichi Ohki(Waseda University)

キーワード: 真空紫外吸収|バンドギャップエネルギー|誘電率|エポキシ樹脂|ポリオレフィン|生分解性高分子

要約(日本語): シンクロトロン放射光によりポリオレフィン，エンジニアリングプラスチック，生分解性高分子など12種類の高分子における可視?真空紫外域の光吸収測定を行った。いずれの試料も紫外?真空紫外域で価電子帯上端と伝導帯下端とのエネルギー差に相当する光吸収を示す。ポリエチレンとポリプロピレンは6.5 eV付近に電子局在準位由来と考えられる吸収も示す。Taucプロットよりバンドギャップエネルギー（Eg）を見積もり，誘電率との相関を探ったところ，無機材料で広く知られているEgと誘電率の負の相関性が高分子でも確認された。計算機の発達した現在においても，Egの量子化学計算には実験値との照合が重要である。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 1,012 Kバイト