高精度1.5bitパイプライン型ADCの一検討

カテゴリ: 全国大会

論文No: 3-002

グループ名: 【全国大会】平成22年電気学会全国大会論文集

発行日: 2010/03/05

タイトル(英語): Study of High Accuracy 1.5bit Pipelined Analog-to-Digital Converter

著者名: 飛田智史 (青山学院大学),松谷康之 (青山学院大学)

キーワード: パイプライン|ADC|精度解析

要約(日本語): 画素数の増加等に伴い映像信号処理の際には高速処理を行う小型化・省電力化が可能なA/D変換器が必要となっている。パイプライン型A/D変換器はセンサ用に広く用いられている回路であるが、トランジスタ閾値のバラつきが精度劣化を生むことが懸念されている。本研究では1.5bitパイプライン型A/D変換器を取り上げSNRをシミュレーションにより検証した。シミュレーションにより素子誤差による精度劣化は16bitにおいて40dBにも及ぶこと確認した。一つの改善策としてデジタル値’0’のときのD/A変換器の出力を’1’と’?1’のときの出力の平均電圧をとることによる手法を提案し、これによりSNRの悪化を6dB程度改善できることをシミュレーションにより確認した。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 811 Kバイト